新しい予防システム『誘導的バイオフィルム除去療法(GBT)』

2022/05/05 【お知らせ, 審美歯科, 院長ブログ

ドイチェ歯科・矯正歯科は、GBT(誘導的バイオフィルム除去療法:Guided Biofilm Therapy)という新しい予防システムを導入しています。GBTにより、虫歯と歯周病の原因となるバイオフィルムを効果的に除去することができます

バイオフィルムとは微生物の集合体のことで、数種の細菌がコミュニティーを作って増殖した膜状のものです。台所や風呂場の排水口や川底の石にヌルヌルとした膜ができることもありますが、まさにあれがバイオフィルムです。

 

 

 

私達の口の中も細菌が歯の表面に付着し、細菌のかたまりである歯垢(プラーク)がつくられます。歯の表面に付着した歯垢(プラーク)は成熟し、さらに強固に定着し、バイオフィルムになります。このバイオフィルムは、細菌が分泌する多糖体に守られ強力に付着するため、歯磨きでは取り除くのが難しくなります。虫歯、歯周病の直接の原因はこれらの歯垢(プラーク)、そしてバイオフィルムなのです

プラークは、歯ブラシの毛先が十分にあたれば除去可能ですが、バイオフィルムは歯磨きだけでは取れ除きにくくなります。

当院では、スイスで開発・製造された歯面清掃専用機器であるAIR FLOWを使用した、GBT(Guided Biofilm Therapy)という予防システムを導入しています。

 

 

 

虫歯や歯周病の原因であるバイオフィルムをおもに超微粒な専用パウダーを使用し、短時間で除去します。パウダーは、平均粒子がわずか 14μmの高機能で安全なエリスリトールを主成分です。乳歯、永久歯、歯肉、矯正装置を傷つけることが無く、科学的にも根拠のある安全で効果のある予防処置です。回転式のラバーカップ(ゴム状の研磨器具)やブラシを用いた歯面の研磨は処置時間が多くかかり、部位によっては治療が行き届かなく、歯の表面を傷つけたり、歯肉に刺激を与えることもあります。GBTでは、ラバーカップ、ブラシ等を使用する必要はほとんどなくなります

微細な粒子の専用パウダーを使用により、歯や歯肉を傷つけないように、やさしくバイオフィルムを効率的に除去することができます。さらに、甘い風味と穏やかなパウダーのため、より快適な治療が期待できます

 

染め出された部分が、虫歯と歯周病菌の原因となるプラークおよびバイオフィルムです。歯と歯の間や、歯と歯肉の境目など、磨き残しが生じやすい部分もしっかりとより優しく快適に治療することができます。

 

 
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