『歯体移動』と『傾斜移動』

2025/07/31 【未分類

歯の移動様式には、大きく分けて2種類あります。『歯体移動』と『傾斜移動』です。

『歯体移動』とは、歯根ごと平行移動する様式です。特に大臼歯は歯根が大きく複雑な形をし、犬歯は歯根が長く周囲の歯槽骨も硬いため、歯根ごと動きにくくなります。歯根ごと歯をしっかり移動するためには『歯体移動』を十分に考慮した治療技術が必要になります。

前歯の後方への『歯体移動』により歯槽骨(歯根の周りの骨)や歯茎も一緒に移動できるため、前歯の突出(出っ歯)、口元の突出(口ゴボ)、ガミースマイルを効果的に改善することが可能となります。

また、状況によっては大臼歯の後方へ十分な『歯体移動』を行うことにより、抜歯をしないで前歯の重なりを改善することも可能とします。『歯体移動』によりしっかり歯を歯根ごと移動すると矯正治療後の後戻りも防ぎやすくなります。

一方、『傾斜移動』とは、歯の頭(歯冠)が傾いて移動し、歯根があまり移動しない様式です。アライナー装置やワイヤー装置の単独使用により生じやすくなります。歯根の移動が不十分になると、前歯の突出や口元の十分な改善が難しくなります。また、前歯を過度に後方へ傾斜移動を行なうと歯槽骨から歯根が露出したり、前歯より歯茎が前に出てしまいガミースマイルを生じてしまうこともあります。

当院オリジナルのSHU-lider®装置は、比較的難しい移動様式の『歯体移動』を十分に行なうことが可能な『歯体移動装置』です。SHU-lider®で歯根ごと動かしにくい犬歯・小臼歯・大臼歯のダイナミックな『歯体移動』を行い、アライナー装置、裏側・表側マルチブラケット装置で精密に治療するコンビネーション治療は効果的かつ効率的です。前歯の後方への十分な歯体移動も可能なので、前歯や口元の突出、前歯の重なり、ガミースマイルの改善に効果的です。

前歯を支えている歯槽骨は一般的に薄く、前歯を後方に移動する場合は、歯根と歯槽骨を十分に考慮した診査・診断・治療が必要です。

前歯の後方への『歯体移動』により、前歯の歯根・歯槽骨・歯茎をしっかりと後方に移動することが可能となります。

当院は、精密な診査・診断に基づき、歯・歯根・歯槽骨・歯茎・口元等を考慮した、患者様お一人おひとりに合った矯正治療を行なっています。

カウンセリング・コーナーで無料相談を随時行なっていますので、お気軽にご連絡ください。

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