アライナー型矯正装置の適応症

2024/12/15 【SHU-lider(シューライダー)装置, アライナー矯正, デジタル矯正, 傾斜移動, 歯体移動, 矯正用アンカースクリュー, 院長ブログ

アライナー型矯正装置は、透明で目立たず、装着時の違和感が少なく、食事やブラッシングの際に取り外すことができる等の特長を有するため、広く応用されるようになりました。

ドイチェ矯正歯科・大宮は、精密な診査・診断に基づきアライナー型矯正装置の適応症と判断した場合に患者様のご希望に応じて、単独または他の矯正装置を併用した矯正治療を行っています。

矯正装置の種類に関わらず、いかなる矯正治療も、歯冠のみならず歯根の位置や歯槽骨(歯の根を支える骨)や歯肉などの歯根周囲組織の状態、上下の歯の位置関係、咬合や顎機能などを考慮する必要があります。

また、診査・診断に基づき、歯の移動時に作用する矯正力や移動方向、移動する歯数や移動順序、固定源の設定などを十分考慮し、治療目的を達成するために実現可能で効果的かつ効率的な移動方法や矯正力を決定することが重要です。

近年、アライナー矯正治療の急速な普及と相まって、アライナー型矯正装置の単独使用による治療効果の限界についても指摘されています。企業・技工所等から提示されるコンピュータ・シュミレーションによる歯の移動について、それぞれの患者様の実際の歯や歯根、歯周組織の生物学的な移動や反応と異なる可能性があることも理解する必要があります。

以下、公益社団法人日本矯正歯科学会の『アライナー型矯正装置による治療方針』のアライナー型矯正装置の適応症に関する内容を引用します。

【 アライナー型矯正装置の適応症 】

〖 推奨される症例 〗

1)非抜歯症例で、以下の要件を満たす症例

・軽度の空隙を有する症例

・軽度の叢生で歯列の拡大により咬合の改善が見込まれる症例

・大きな歯の移動を伴わない症例

2)矯正治療終了後の後戻りの改善症例

3)抜歯症例であっても歯の移動量が少なく、かつ傾斜移動のみで改善が見込まれる症例

4)金属アレルギーを有する症例

〖 推奨されない症例 〗

1)抜歯症例

2)乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が困難な症例

3)骨格性不正咬合を有する症例

当院は、精密な診査・診断に基づき、上記の指針も参考に適応症と判断し場合、患様のご希望に応じて、アライナー型矯正装置を使用した矯正治療を行なっています。

当院で考案、特許取得、共同開発した、SHU-lider(シューライダー)装置は、犬歯・小臼歯・大臼歯といった動きにくい歯の歯体移動等ができるため、症例によってはSHU-lider装置を併用しアライナー型矯正装置の欠点を補い、適応症の範囲を広げることも可能です。

ドイチェ矯正歯科・大宮では、子どもからシニアまで、皆様のお一人おひとりに合ったオーダー・メードの矯正治療をご提供しています。

叢生、八重歯、前歯のずれ、上顎前歯の突出、反対咬合、過蓋咬合(噛み合わせが深い)等、歯並びや噛み合わせ、口元が気になる方は、随時無料相談を行なっていますのでご連絡ください。

電話: 048-658-1717

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