ドイチェの矯正③(叢生、上顎前突、口元改善)

2024/11/24 【SHU-lider(シューライダー)装置, お知らせ, デジタル矯正, ドイチェの矯正, 叢生, 口元の改善, 歯体移動, 矯正用アンカースクリュー, 院長ブログ

ドイチェ矯正歯科・大宮では、患者様お一人おひとりに最適なオーダーメードの矯正治療をご提供しています。

前歯の重なりや捻れ、八重歯、真ん中(正中)のずれを改善するためには、犬歯を最適な位置にしっかり動かすことが重要です。

また、上顎前突、上下顎前突、口元の改善を行なう場合は、犬歯を後方へ歯根ごと(歯体移動)最適な位置に移動し、前歯の歯軸をコントロールしながら後方に移動(歯体移動)する必要となることが多くあります。つまり、上顎の前歯(切歯、犬歯)をしっかり歯体移動することが重要になります。この場合は、アライナー装置やマルチブラケット(ワイヤー)装置の単独の使用のみの治療では困難となります。

症例

主訴:前歯の重なり、上顎の前歯の突出、口元の改善を希望

患者様:24歳女性。

治療期間:2年10ヶ月。

治療内容:

上下顎両側第一小臼歯4本、上顎両側第二大臼歯、下顎両側第三大臼歯の抜歯。

上下顎・裏側マルチブラケット装置

矯正用アンカースクリュー(口蓋部に埋入)

SHU-lider®装置(上顎大臼歯を後方への歯体移動、上顎前歯の歯軸をコントロールした後方移動のため。山口院長がドイツと日本の学んだ知識・技術と最先端のデジタル技術を応用し、日本で考案・特許取得し、国内最大手の矯正技工所のASOインターナショナルと共同開発した次世代型矯正装置。)

上下顎の前歯の重なりや捻れがみられます。上顎の前歯が前方に突出しています。下顎は、右側にややずれています。

上下顎の前歯の重なり捻れをを改善するために、上下顎の両側の第一小臼歯を抜歯が必要になります。上顎の前歯の第一小臼歯を抜歯したスペースは、上顎の前歯の重なりや捻れを改善するためにほとんど使ってしまいます。

前歯の歯並びは改善しますが、上下の前歯の前後的なずれが残ってしまい、前歯の噛み合わせができなくなります。このため、上顎の大臼歯を後方に移動し、さらに上顎の前歯も後方に移動し、つまり上顎の歯列全体を後方に移動する必要があります。このような治療は、上顎前突、上下顎前突、口元の改善が必要なケースでも必要になることが多くあります。

このように大臼歯、小臼歯、前歯を後方に移動する、歯列全体を後方に移動する場合には、歯を歯根ごとしっかり移動する『歯体移動』が必要になります。『傾斜移動』とは歯が傾くだけで、歯の根が十分に動いていない移動様式となります。

『歯体移動』が十分に必要な場合は、『SHU-lider®装置』が効果を発揮します。『SHU-lider装置』は、上顎の大臼歯、小臼歯、犬歯、切歯の全ての歯の歯体移動が可能です。

山口院長は、BENEslider装置、SHU-lider装置等の口蓋部に装着する歯体移動装置に必要な矯正用アンカースクリューの埋入や応用方法も本場ドイツで修得し15年の実績があります。アンカースクリューを埋入する際は、口蓋部のみ局所(部分的)麻酔し、お痛み無く行なえますのでご安心ください。

治療前と治療後。しっかりと安定した噛み合わせをつくる矯正治療を行なっています。そのために、患者様のご要望も考慮し、お一人おひとりに最適な、様々な各種の矯正装置を効果的かつ効率的に使用しています。

側方からの口元の改善もみられました。『SHU-lider®装置』と『裏側マルチブラケット装置』を併用することにより、上顎の前歯の歯軸をコントロールし、上顎歯列全体を後方に移動し、このような口元の改善が可能となりました。

歯並びと口元の改善がみられ、より素敵な笑顔になりました。

ドイチェ矯正歯科・大宮は、患者様お一人おひとりに最適なオーダーメードの矯正治療をご提供しています。

無料相談をカウンセリング・ルームで随時行なっています。歯並び、噛み合わせ、口元等、お気軽にご相談ください。お電話、無料相談フォームからご連絡をお待ちしております。

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