11月11日は、ST.MARTIN(聖マルティン祭)です。
11日近くになると、各地の通りでマルティン祭のイベントが開催されます。
これは、デュッセルドルフの旧市街で行われるイベントのポスター(昨年)です。
この馬に乗っている人の名前が、マルティンです。
マルティンは、雪の日に凍える貧しい人に自分のマントを切り与えた慈悲深い人として知られています。
夕暮れ時、街の教会の前にはマルティンに扮した人が、馬に乗って現れます。その後ろをラテルネを掲げた子どもたちや楽器を演奏する大人の行列が続きます。そして、街の中を巡って歩くのです。
直に日は暮れ、灯りの点ったラテルネの行列が、美しく闇を照らしてゆきます。
そして、市庁舎の前まで来ると、いよいよクライマックスです。
マルティンが、マントを切り分ける様子を再現し、その後子どもたちは街の中に散っていきます。むしろ子どもたちには、この後がお楽しみなのかもしれません。
子どもたちが、めいめいに一生懸命作ったラテルネが、街のあちこちで揺れています。